色の仕事を始めてから10余年。私は仕事がら、見たものや聞いたものを何でもかんでも色に置き換えて考える “思考の癖がついてしまっています。どなたかがセラピーを受けに来られたときも、最初にお会いした印象で
“青色の感性の方だなぁとか、お話を伺いながらも紫色の感性の時代があったのですねなど、頭の中は色でいっぱいです。
「よく当たるわねぇ」というご感想に、「セラピーは占いではありません」と必死に説得をしていた時代もありましたが、 ここ数年はお褒めの言葉として素直に笑顔で応えられるようになりました。実はあるとき、この言葉の裏に
「ご本人はそれまでの人生経験を通してご自分をよく理解されていて、その理解を有効活用するために、 共感を得られるカウンセリングやセラピーの提案や肯定を求めておられる」ということがあるのに気づいたのです。
ですから、今の私は「その方なりの問題の解決方法やご自身の理解を聞き出し、その方が前進するための エナジー としてカラーセラピーの理論を利用する方法をご一緒に考えることが私の仕事」と思っています。
私は、数年前に自分の人生を色の感性で振り返ってみたいという思いから、自分なりに納得のいくよう に色分析をしてみました。小さいころ、なぜ私はピンクが嫌だったの?、、、それは、とても
エキサイティングで楽しい作業でした。
50歳の今、一番好きな色は青色の補色の「オレンジ色」なのですから 不思議です。私はこれからの自分の挑戦色として「青色」を選んでいます。青色は「人と真意を理解しあい、愛欧を
ベースに信頼関係を築くこと」つ まり、今迄のような、蝶や鉢のように花から花へと蜜を求めてさすらう旅ではなく、与えられた環境のなかで、いかに人々と真に分かり
合えるかが問われることとなります。それは心の奥にある本当の気持ちを人に伝えることから始まります。この挑戦は今始まったばか り、、
〜Blue, for building Human Relations〜
信頼関係を築く青色
では、小学生のころの私はなぜ「青色」が好きだったのでしょう?青色に対するその頃の特別な感情は記憶にありませんが、 弟と人兄弟の私は、近所の方から「お母さんの代わりをして偉いね」と、
挨拶がわりのようにいつも褒められていました。(実際は何もしていなかったのですが)そうした毎日でしたから、きっとその時の私は 「弟は小さいから自分が頑張らなくてはいけないんだ」「わがままはいけないんだ」と思ったのでしょう。子供の頃は褒められるととて
も嬉しいもので、「そうすることが大切なんだ」「そのように振舞えばみんなが認めてくれるんだ」と几帳面にまじめに考え、「責任を 持ってやり遂げなくてはならない」と素直に思い込みました。私の“人には見せない仮面の奥にある性格”は、青色が好きだったこの頃
に形成されたようです。
しかし、家族から離れ社会に出て働くようになった頃から、青色が少しずつ負担になってきました。そしていつのまにか 「嫌いな色」もしくは「一番優先されない色」となってしまいました。青色を見るとき、昔のようにがんじがらめで縛られているような錯覚
に陥るようになったのです。皆と心から信頼しあい、自分をごまかすことなく正面から取り組むことを求められているような錯覚です。 「やっと自分の意思で自由に何でもできる環境になったのに、そんな窮屈な気持ちはおくびにも持ちたくない」と、否定が始まったので
す。今想うと、それはタガが取り払われ、羽の生えた大きな子供のようでした。
豊かな愛情が湧き出るピンク色

小学生のころの私は、青色が好きでピンクが嫌いでした。私は決して内向性が強いわけではありませんでしたが、 人とのコミュニケーションがとても面倒と感じていました。よく遊んだのは、幼なじみの友達ひとり。飼っていた猫や鶏をつれて、歩いて
10分ほどの畑にキュウリやトマトを取りに行くのがとても楽しかったのを覚えています。小学生のころは ピンクの服を着ている同級生もたくさんいましたが、子供なりに「自分とは違う人」と感じました。なんだか
「幸せがいっぱいある人」のようで、どこかうらやましくもありました。
私のピンク嫌いは社会に出てからも続きました。その頃は仕事に没頭していて、困っても助けを求められない状況で、 弱音など吐くものかと自分を叱咤激励していました。そして、ピンクの似合う人は「人に甘えるのが上手で、誰かに守ってもらえ
る幸せな人」と思っていました。 30代半ばのある日、カウンセリングセミナーに参加した私は、「自分の両親が離婚したことで味わった 寂しさ”や“悲しさ”という感情をぶつける相手がいないことで、それらの感情を自然に表現することができなくなり、
その結果、別の“一人が好き”“感情表現はしてはいけない”“もっと強く”などの感情に置き換えたのかな、、、」と、 自己分析をし、気持ちがスッキリして大いに納得しました。
そして、当時カラーセラピーの勉強をしていた私は 「まず挑戦すべきはピンクに親しむことだ」と確信し、思い切ってピンクサファイアのペンダントを購入しました。
不思議なことに、このピンクサファイアを身につけた時はしぐさそのものが変化するみたいで、無意識のうちにいつもより優しく振舞っている気がしました。
ジーパンをはいた時とスカートの時の歩き方の違いにも似ているような変化。いらいらすることも少ない。 幸せ感が自分に満ちてくる気がするので、そのペンダントに“ミラクルハート”と名前をつけてしまいました。
その後、指輪も購入。名前は“ハッピー”。指輪は自分のためでなく、主に周りの方々に対する優しい気持ちを表現するために使っています。
ピンクは女性ホルモンを刺激し、美容効果を高める効果があるということを身を持って体験した私は、 50歳のいま、大好きな色ベスト3に入っています。
このピンクへの挑戦は、私の心に「愛」という大きな変化をもたらしました。自分を愛することや周囲のさまざまなことに、 おおらかに、愛情豊かに接することができるなんて、大進歩です。そして、気づくのにずいぶんと時間がかかりましたが、今
後も女性としてこの気持ちを持ち続けたいと願っています。
〜Pink, for Loving all 〜
独立した頃から私を支え続けてくれたオレンジ色は“かけがいのない友達”のような気がします。 くじけそうになったとき「君は強いんだから頑張れ」と励ましてくれた。ルールや規則に縛られて身動きが取れなくな
ったときは「もっと自由な発想でいいんだよ」と教えてくれた。どんな状況にあっても前向きに楽しむ “チャレンジ精神”もプレゼントしてくれました。
前向きに挑戦 おれんじ色
ある宝石の展示会で出会ったオレンジストーン強烈なパワー で私の目を釘付けにしたそのファイアーオパー ルのペンダントは、今でもそのエネルギーを失ってはいませ
ん。ここ一番のとき、色の専門家らしく自在性と輝きを演出したいとき、大いに活躍してくれました。そして、今の私が あります。
〜Orange,for Challenging All〜
一人の人間として生きていく技術や特技を身につけないでいきなり社会生活 を始めた私にとって、仕事、友達、恋愛、おしゃれ、すべてが新鮮であり、すべてが挑戦でした。「こんな楽しい世
界があったのね」と有頂天になったり、人に負けたことが ショックで、悔しくて眠れない時「私はずいぶん と負けず嫌いだったのね」と自覚したり、自分を認めてもらえることが嬉しくて、もっと上へ上へと自分との競争に
挑戦し続けました。新たに購入する洋服や、靴、の色はほとんどが オレンジ色でした。今では私 のワードローブはオレンジ色
変化の大きな20代後半から40代までの私は、オレンジ 色を身にまとい、それなりに自由をおうかして何事にもアグレッシブに挑戦できた楽しい時期でもあり
ました。オレンジ色は、それまでの生活とすっかり異なった環境で生きていく自分には必要な色だったのでしょう
ところで、黄緑色は ピンクと同様に女性ホルモ ンを刺激し、女性らしさや美容効果を高める感性を持 つので、私は生活空間にも黄緑色を意識的に取り入れています。黄緑色といえば、こんなことがありました。
ある日、何事もなかっ たような爽やかな笑顔と軽やかな声でカラ ーセラピーに訪れた30代の女性が おられました。外見はセラピーが必要な方には見えませんでしたお話を伺うと、「自分のいるべき所がわからなくなった」というお悩みでした。周
りの誰かに対して不満であるといった人間関係の問題ではなく、ご自身の今後について模索をなさっていました 。 「性格的に温厚で、自我 を人前で出すことはなさらず、従って人の領域を犯すことはないし、トラブルになることも無い
、、、黄緑の人なんだな、、、優しい人なんだ、、、本来は心の泉に愛が満ちていて周りの人に分け与えてあ げることができる人なんだ、、、心の奥で漠然とした不安がどんどん大きくなって、表に出せないエネルギー
が堂々巡りで渦巻いておられるんだ、、、」私の頭のなかでの色分析です。胃の調子も悪く、「 もっと強く自信を持てるとうになりたい」ともおっしゃっていました。
お好きな色はやはり「黄緑 」と「黄色」、嫌いな色は「緑」と「青緑」とのことです。「不思議な方だなぁ、 黄緑も緑も同じ緑系統なのに、“好き”と嫌いとに分かれている、
、、黄色の仮面で明るさを演出しているんだ。辛いだろうなぁ、、、こうした場合は、家庭や職場でご自身の居場所 の確保ができないか、疲労困憊しているか、ご自身のしている事の意味について悩んでいる方が多い、、、」すでに
消化器系にトラブルが出ていますが、このままだと更に体内のバランス機能が低下することが予測 されるので、“ご自分らしさと、自分本来のペースと強さを取り戻せるように、「青
緑色や緑色を身の回りの目に付く場所にたくさん置いて1週間過ごす」ことを提案しました
お嫌いな2つの色を置くこと を私が進めたことに疑問を持たれるかもしれませんが、これは セラピーの理論と私の経験に基づき「あくま でも黄緑色の穏やかな彼女らしい持ち味を無くさないように大切にし、そこに少し青緑と緑のエッセンス
を入れてあげることによって、生理的にも心理的にもバランス機能を強化し、自分を中心に物事を進め る思考を可能にする」という判断です。
10日後に再びいらした時、彼女は「山 の温泉に行ってきた」とおっしゃいました。そして、「そこに自分の居場所をみつけた」とも、、、とっさには理解で
きない言葉でしたが、「緑に囲まれた山のなかでホッ としたら、あー、これが本来の私だと思った」そうです。緑 色、それも自然の緑には神のような偉大な力が宿っていると思います。
〜 Green,for Balancing All〜
緑はこころのバランスさぷり


子育てって母親の期 待”と“子供の自立心”との戦いなんだ、、、そのお母さんは中学1年生の男のお子様を伴っていらっしゃいました。 そして「子供が紫色ばかり選ぶのは何か精神の異常ではないかと心配なんです」とお悩みをおっしゃいました。
その日、お子様が来ている服は黄色のTシャツだったので、「このTシャツはどなたが選んだのですか?」と伺うと、 「いつもおとなしい子なので元気がでるように、
子供らしい色を選んで私が先日買ったんですが、だめですか?」と不安げにお答えになった。お母さんは赤色の をスキッと着ていらっしゃいました。
お子様に、「好きな色の順に並べてみて ね」と12色の色板を渡すと、それを楽しむように並べる作業をしてくれました。大好きな色は紫色と青紫色” 最後の色は“赤
色”と“おれんじ色”、、、 「いつもこうなんです。一緒に買い物に行 っても選ぶ色はこんなに暗い色ばかりで、私がもっと明るい色にすれば?この赤色はどう?と言ってもだめなんです。こんな色
ばかり着ているから、暗い子になるんじゃないかと心配で仕方がないんです。どうすればいいのでしょう?」とお母さん。お子様に「 紫色ってきれいよね〜」と話しかけたら、「でも子供の選ぶ色じゃないわ」と、お母さんから返事。「この赤色はどんな感じがして
嫌いなの?」と聞くと、すかさず「ちゃんと答えなさい」と、、、う〜ん、難しいな。お母さんのいないところでお子様と話がし たいなぁ、、、
“いつも明るく聡明な子供であってほしい!” 私には子供はいませんが、お母さんの気持ちも分かる気がします。その後、人が色を選ぶ意味についてお母さんとお話をし、やっと少
しですが“色のメッセージ”や“好きな色を変える変えないの問題ではない”ということをご理解して頂きました。
お子様の素敵なところは、繊細な感性・感受性を持っていて人 とは違った視点で見ることができること、想像力が秀でていること、物よりも気持ちを大切にできること、人が困っていると助けよ
うとするところ、人と無理に競争しないこと。これらは総て紫色のエネルギーそのものでした。大切に育ててほしい感性です。
〜 Purple,for Sensitive〜
お母さんは、正反対の赤色のエネルギーを持った方のように映った。目の前にいる大切なお子様のた めに、一生懸命できるだけのエネルギーを注いでいる。そして、その時々の現実を大切にし、逃げないで、あらん限りの
エネルギーで立ち向かう。ま さしくこれが赤色の生命力、活力なのです。母としての本能の強さの象徴でもあるのです。ただ、お母さんの赤色のエネルギー
が強く出す ぎないよう、心の引き出しに紫色も足して頂くようアドバイスをしました。
〜Red,for Vitality〜
感性を豊かにする紫色とパワーの源 赤色
end
* * *快活で明るい、太陽のような人に なりたい。上品で物腰の柔らかな人にあこがれる。自分が努力して何でも手に入れられる強い人も素敵、、、生まれ持
った個性もありますから、すべてを常に持ち合わせるのは至難の業です。やはり、本来の自分の感性を知って、自然 体で心地よく暮らしを追求するのが基本だと思います。でも、周囲環境は自分の
ペースとは関係なく変わっていきます。そこで、できるだけ多くの皆さまが心の引き出しにさまざまな色のエネルギー をしまっておいて、自分の感性をうまく調整していけるようになって頂くことが、カラーセラピストとしての私の生きがいです。
私は、米テレビドラマ「アリー・マイ・ラブ」を見るとなんだか元気になってしまいます。だから、ついつい見 てしまいます。見終わったあとは、スキップをしたい気分になります。50歳になった、今でも。
いつもながらの習慣で、番組 のここそこを色の感性に置き換えてみると、、、。よりよい明日のために、情報の アンテナを広げ、詳細なことには拘らず様々な方法を試してみたり、ベストな解決策を吟味する知的
活動を好み、あっけらかんと幸せそうなメンバー達全員が、、、黄色なんです。主人公のアリー は?やはり黄色です
この番組はOLのみなさん に人気があると伺いました。きっとこの番組は、胃がきりきりするような会社社会のゆううつさを晴らすことができる のでしょう。どこにでもある日常、誰もが自分を映してみることができる主人公、こまごました問題を見事に軽い笑い
に置き換えてくれる。私は、このドラマの全編に流れているキーワード は黄色の持つである「楽天性」だと思っています。
ノー天気になれたら、無邪気になれたら、抱えている問題がどれほど少なくできるで しょう。「どうしよう、、、」といういうような心配や不安、こだわりすぎ、不満いっぱい、、、こんな状態を太陽
のように明るく変えてくれるのが黄色の感性です。「なんとかなるさ」「気にしない」「先のことがわからないの は、みんな同じ」、、、力まずにそう思える自分になりたくありませんか?
〜Yellow,Making Bringht〜
こころが軽〜くなる黄色
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心が軽やかで、普段の景色がきらきら輝いて見える。
風がさらさらさわやかで思わず深呼吸したくなる。
何があるわけではないけど嬉しい予感でウキウキ、
ドキドキしてくる。
それはお日様のように誰の心にも平等にあるの。
あなたが気付けばいつでも感じられる。
今日のあなたに見える風景は何色かしら?
カラーセラピスト 堀木れい子